「全盲」という言葉
先日1日放送のNHKラジオ第2
「視覚障害者ナビラジオ」で、
6月に開催された
視覚障害者団体「日本盲人会連合」創立70周年の
イベントの一部が放送されたが、その中で挨拶に立った会長が
「若い人たちの会員が増えない。これでは会の存続も
危ぶまれる。会の名前も真剣に考える時期だ」と話した。
会長は3期目だが、1期目就任の挨拶の時、会の名前を
改めたいと言っていたのを覚えている。
会の名前のどこを改めるのか。
それは「盲人」という言葉だ。
私もこの言葉は嫌いだ。
「メクラ」という差別禁止用語があるが。
「盲人」と聞いただけで禁止用語を連想してしまう。
この会長が名前を変えられるか、私は期待していたが..。
内部の反対が多いのか。
残念だ。
今は視覚障害者でも全盲の人より、弱視者の方が多い。
盲人という言葉は全盲と誤解されるのではないか。
ちなみみ、この会長は日本で初めて全盲で司法試験に合格して
弁護士になられた方だ。